プールマイニングとは何か

プールマイニングを理解しよう

プールを作るに当たり、そもそものプールマイニングの概念を正しく理解する必要があります。
プールは問題解決の中継を行うだけ…など、確認を含め下記の概念を理解した上で次に進みましょう。

ソロマイニング

まずはマイニングの基本、ソロマイニングを理解します。

マイニングの基本形で、coin-deamonから指示される暗号問題を解決して提出すれば、新しいコイン(厳密には新しいコイン発生付きのブロック)が承認されてネットワークに拡散していく流れになります。

例えると、ひたすら暗号問題を解いて…

解けたら結果を提出するイメージ

ソロマイニングはブロックチェーン維持の基本形です。

ソロマイニングの問題点

ソロマイニングだけでもブロックチェーンの維持は可能です。
ですが、この暗号問題が解けるかどうかは、運の要素が大きく、コインによっては一生かけても解けない場合があります。

bitcoinは現在でもマイナーが殺到しており、個人でこの暗号問題を解くのは至難の業です。

また、ソロマイニングを実施するには常にcoin-deamonを起動する必要があり、リソースをかなり使います。(CPUも一定程度使用し、更にメモリ1Gbyte使うウォレットがある…等)

まとめると、
・コインが貰える、もらえないが不安定
・マイナーが多く、個人ではそもそも参加できない難易度のコインがある
・マイニングのプログラムとは別にcoin-deamonを起動し続ける必要がある。
という問題がソロマイニングではあります。
(coin-deamonそのものでマイニングする方法もありますが、効率も悪く本筋とは外れるためここでは割愛します)

プールマイニング

ソロマイニングは不安定さが弱点となるため、なんとか安定してコインを手に入れる方法が無いか…ということでプールマイニングが生まれました。

これは、プール側がマイナーにより簡単な暗号問題を説かせ、その提出された解答の中からcoin-deamonに正解として渡せる解答を見つける、という考え方になります。
イメージとしては、先生(プール)が、生徒に問題を提示して、提出される形です。

先生は、生徒に問題を出し、60点以上が合格と示します。
生徒は頑張って問題を解き60点以上だと先生に提出します。

先生は、更に100点満点の答案が見つかったらcoin-deamonに提出して、新しいコインを手に入れ…

それを生徒のみんなに配る、というイメージです。

※この時、生徒が先生に提出した成果を「share」とプールでは呼びます。

これがプールマイニングの考え方になります。

プールマイニングのメリット・デメリット

メリット

・個人でもマイニングに参加できる
・収入が安定する

デメリット

・手数料や送料がかかる。(かからない場所もあり)
・プールに成果を提出するため、ソロマイニングより通信速度分ロスが発生する。
・プールに参加するマイナーが少ないと、ソロマイニングに近い状態になる

ということになります。
この考えを理解した前提で、次の記事でプールを構成するソフトについて説明します。

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